新しい刺激【文章のみ】
🕑 Added 2021-08-31 15:10:11 +0000 UTC
私ユリとサキはベッドに腰掛け、テレビを眺めていた、付き合い始めて一年も経つと、営みが始まる時はお互い雰囲気を共有できる様になっている、今がまさにそう。
バライティ番組を無言で見ているサキがもうすぐユリにキスをせがんでくる。
でも今日は違った
「刺激欲しくない?」
「刺激?」
サキはテレビに視線を固定したまま続けた。
「私達、付き合ってから結構経つし、新しい刺激が欲しいなぁと思って」
こちらを向くと悪戯っぽく笑う
「どんな刺激?」
「それはね」
サキは答える代わりに、部屋の隅に置かれていた鞄を取りジッパーを開けた、中からは大量の縄が顔を出す。
「SMってやつ?」
「ユリ縛らせてよ」
「えっ?!私が縛られるの?」
「ダメかな」
「うーん……」
私はそこまで刺激を求めてない、でも不思議と抵抗は感じなかった、サキになら身を任せてもいい、縛られても大丈夫、そう思えた、そんな風に考え出すと途端に興味が湧いてくる、考えてみれば物心ついた時から私の両手は私の意思の通りに動かせた、それが動かなくなるってどんな感じなのだろうか?どんなふうに性的な興奮を高めるのだろうか?
「いいよ……」
私の心は刺激というよりも、好奇心に負けてしまった様だ。
「よしきた!」
サキは早速カバンから縄の束を一つ取り出して、解き始めた
「服、脱いだほうがいいの?」
サキはすでに縄束を解き何やら次の作業をし始めていた。
「初めてだし、服来たままにしよう」
「分かった」
「それじゃ両手を後ろに回して」
「うん」
私はベッドから立ち上がると、サキに背中を向け両手を差し出した、程なくしてサキの手が優しく私の手首を取り腰より少し高めの位置でクロスさせると縄が巻きついてきた、二周ほど巻きつけられた所で、ギッと結び目を止める音が聞こえ、あまりの縄は私の二の腕ごと束ねる様に胸の上を這ってきた、縄は二つ折りにして使っている様で、サキは2本の縄をまとめて持っている。
「どう?」
「まだよく分からないな」
「じゃあどんどん縛っちゃうよ」
そのまま胸の上下に2周ずつ、計8本の縄を巻きつけると、サキは縄から手を離した。
「よし、できた!」
なるほど、手首の縛りが緩かったから、大したことないと思っていたが、胸に巻きつく縄によって二の腕の動きを制限されている為、緩くとも手首の縄を引き抜くことは難しそうだ。
「どう?」
「思ったより窮屈かな」
正直それくらいの感想しか出てこなかった、もともと行為の時にはサキの攻めを受ける事の方が多いし、その際に抵抗したりもしない。両手が塞がったところでいつもとあまり変わらなかった。
「ふーん……」
サキもエッチな視線というよりは自分の縛りが上手く出来ているかを確認する為に、熱のない視線で縛られた私を観察している様だった。
「ねえ、本気で縄抜けしてみてよ」
「縄抜け?」
「そうしないと、本当にユリが逃げられないのか分からないでしょ」
「なるほど」
確かにそれは少し気になる、逃げられない気分になるのと本当に逃げられないとでは全然違う。この冷静さも頑張れば解ける、という気持ちが何処かにあるからかもしれない。
「分かった、やってみる」
「もし解けたら何でも一つ言うこと聞いてあげる」
「本当?よーし、絶対抜け出してやる」
私は縄を解くために身体を動かし始めた。
「あれ?解けちゃった」
縄抜けを始めてまだ3分も経ってないくらいだったが、私の両手は自由を取り戻していた。
胸の縄に遮られて二の腕を開くことは出来なかったが、無理矢理肘を伸ばして、二の腕を窄めると、胸の下の縄は二の腕から外れてしまった、胸下の縄さえ外れてしまえば手首の緩い拘束から抜け出すことは訳もなく、私はあっさり自由を手に入れた。
「上手く縛れたと思ったのに」
サキは少し残念そうだ
「私もびっくり、意外と解けちゃうものなんだね」
「次は逃げられない様に縛ってやるー」
サキは私が無理矢理外した事でぐちゃぐちゃになった縄を解し始めた。
「待って、次は私に縛らせてよ」
「え?」
サキはちょっと意外と言う様に、勢いよくこちらを向いた。
「ちょっと興味出てきちゃった、いいでしょ?」
「……分かったよ……どうぞ……」
サキは仕方ないといった感じで背中を向けて両手を差し出した。
「ありがとう、でも気が早いよサキ、縛り方教えて」
「あっそうか、ごめんごめん」
サキはちょっと恥ずかしそうに笑うと、私に色々な縛り方の書かれているサイトを教えてくれた。
「ここをこうして……」
サキに、縛り方の書かれているサイトを教えてもらい、私はスマホでそれを確認しながらサキの身体に縄を巻きつけていた。
「(せっかく縛るんだから、逃げられない様に縛りたいな)」
まずは手首、緩く縄を2周巻いて止める、手首の縄をもっとキツく縛ってしまえば、さっきの私の様に縄抜けはできなくなるが、どうやら手首の縄をキツく縛るのは太い血管を圧迫してしまうため、ご法度の様だった。
ならば、工夫すべきは胸の上下の縄だ、ここさえ外れなければ、私も手首の縄が緩くても抜け出せなかったはずだ。
「(そいやあ、さっきは手首が結構上下に動かせたな)」
私はさっき縛られた教訓を生かして、サキの肘を90度に折り曲げ、手首の交点を肩甲骨のやや下辺りまで引き上げ、縄を掛けた。
「(次は肝心の胸の縄だな、ここで何かしないと、私の時みたいに……ん?なにこれ、かんぬき?)」
このサイトによると、閂とは縄抜け防止のための縛りの様だ
「(これだ、この閂ってのをすれば、胸の縄は外せなくなる)」
私はサイトの説明に従い、胸縄をした後、更に二の腕と胴の間にも閂を通し引き絞った。
後はあまりの縄を背中に巻きつけて止めたら、完成だ。
「できた」
背中に両手を回すことで、胸を張る姿勢を強制され、張り出した胸は胸縄と閂で更に強調されている。
自分が縛られている時はなんとも思わなかったが、こうしてサキの縛られた姿を客観視してみると、その姿はとても艶かしく映った。
「どう?」
「確かに、結構窮屈だね」
サキは身じろいで縄を軋ませてみせた。
「じゃあ早速サキも縄抜けしてみて」
「うん、私もすぐに抜け出してやるから」
「んっ…くっ……」
ギチッ
「ふっ……うーん…………ん……」
サキがもがき始めてもう5分は経つが、私の施した縛りは全く解ける気配を見せていない。
私が縄抜けする様子を見ていたサキは、同じように、肘を伸ばそうと、ぐいぐい縄を引っ張っるが、手首の位置を少し高くしている為、肘は殆ど伸ばすことができない、更に胸縄は閂によってしっかりと密着している為、私の時のように下にズレることもなかった。
「んっ……くっ……」
「(やっぱり閂をすれば胸縄は解けないみたいだ)」
「んっ……んん!……っ……ダメだ、解けないよ」
サキはベッドに乱暴に腰掛けると、私に向き直った。
「実は私には縛りの才能があったりして」
自分の工夫が功を奏した事が嬉しくて、つい声のトーンが上がってしまう。
「うー悔しいなぁ」
「そろそろ、解こうか?」
「……まだいい」
サキは少しぶっきらぼうに返すと、再び縄抜けを試み始めた。
「んんっ!…………」
ギチチチ……
もう一度肘を伸ばそうと縄を引っ張るが、やはり私よりやや高い位置で組まされた手首と閂によって、ギチギチと軋むだけで解けたりズレたしする様子は無かった。
それでもサキは何度も手首と連結した、胸縄を引っ張った。
「むぅっ…………くっ……んっ……」
ギチッ……ギチチチ……
「うっ…………っ…………」
ギギギィ……ギチッ……
必死に二の腕に力を込めるが、胸縄は僅かに軋むのみで全く緩む気配はない。
「んっ……ふっ……むぅ…………っ…」
ギチッ……ギッ…………
力尽くがダメならと、今度は肩を上げたり下げたり巧みに動かして、胸縄をズラそうとする様に身を捩らせ始めた。
「つっ……むっ…………くっ……」
ギチッ……ギチチ……
「くっ……ん…………」
ギチッ……
必死に肩を動かすが胸縄は吸い付いているかの様に、離れようとしない。
「んんっ……くそぅ……」
ギギッ……
一際大きく縄を軋ませると、サキは縄抜けをやめ、乱れた呼吸を整え始めた。
「(そろそろ、ギブアップかな?……それにしても)」
エッチすぎる、力を込める度に漏れる呻き声や息遣い、暴れて少し汗ばんだパジャマ、そのパジャマ越しに強調された胸、それらは驚くほど私の性を掻き立てた。
それはサキが縄抜け不可能な縛りから抜け出そうと必死にもがいているからなのかもしれない。
不自由ながら、不可能ながら、精一杯力を込めてもがき続ける彼女の姿はとんでもなく愛おしい、そして愛おしさのダムが決壊し性的興奮となって私を埋め尽くしてくるのだ。
「解こうか……」
「…………もう少し」
もう自力での縄抜けは不可能に思えるが、サキは三度もがき始めた。
「ん……むっ…………つぅ…………」
ギッ……ギチッ…………ギィ……
サキはとにかく縄を緩ませようとひたすら身を捩らせている様だった、何度も何度も力を込め身を捩らせる。
「んっ……んん!……ふっ……くっ……」
ギチッ……ギギギィ……
相変わらず力を込める度に艶のある呻き声が漏れていた、水色のパジャマには汗のしみができ始めている。
「んんっ……くっ……このっ……」
ギギ……ギチッ……ギチッ……
「ん……ふっ……」
ギチッ……ギギ……
後ろで組まされた両手は拳を握ったり開いたり、僅かに届く胸縄を指で押したりと忙しなく動く。
「んん…うっ……くっ……」
ギチッ……ギギ…………
でも、縄は一向に解けない、どれだけ汗だくになってもがこうとも、緩む気配はない、しかし、それが悔しくてたまらないと言う様に、サキは夢中でもがき続けた。
「つっ……うっ…………むっ……」
ギチッ……ギギ……
「んっ…………んん……」
ギチチ……ギチィ……
………………………………………………………………
「はぁ……はぁ……もう無理……」
流石に疲れたのか、サキは3度目の縄抜けをすぐに諦め、項垂れた。
「簡単に抜け出せると思ったのに」
「これでサキは私が居ないと本当に何もできないんだね」
「うぅ………」
サキは少し恥ずかしそうに視線を逸らした、デートでもエッチでも、私をリードしてくれる事が多いサキのこんな姿は初めて見るかもしれない、私の中にこれまでにない感情が沸々と湧き上がってくる、なるほど確かにこれは新しい刺激の様だ。
「ねえサキ、勝負しよっか」
「え?勝負?」
「うん、これで」
私は縄の入っていたカバンからリモコン式のローターを取り出してみせた。
「こんなの入ってた」
「それは……」
恐らく私に使うつもりだったのだろう、今までも何回かローターを使われた事があったし、サキにローター攻めされるのは私も嫌いではない。
しかし、今日新しい刺激を受けた私は一味違うのだ。
「これでイキ我慢勝負しよう、10分我慢できたら、サキの勝ち……あっ、縄抜け成功でもサキの勝ちにしてあげる」
「そんなの……」
「さっき何でも一つ言うことを聞くって言ったよね」
「うっ……それは……」
「勝負してくれるよね」
「分かったよ……」
サキは視線を逸らしつつも私の提案を聞き入れてくれた。
………………………………………………………………
「それじゃああの時計が20分になったらスタートね」
「うん……」
サキは顔を赤くして、ベッドに腰掛け縮こまっていた、既にパンツにはローターが仕込んである。
そろそろ勝負開始の20分になる、私はサキに何も告げずにローターのスイッチを押し込んだ。
「ぁっ!!……っ…」
電流が走ったかの様に、サキの腰が跳ねた。
「んんっ……これ…ヤバい…かも……」
サキは設定弱にも関わらず、背中を丸めて足をぎゅっと閉じ、刺激に必死に耐えている、そこまで感じやすいタイプではない為、10分くらいなら我慢出来るかと思ったが、その身体は今すぐにでもイってしまいそうに忙しなく悶えていた。
「今日はすごい感じるねぇ」
「んっ!……んんっ……」
縄で縛られることで感度が上がっているということなのだろうか。
サキは私の問いかけに答える余裕もなく、足を擦り合わせたり、閉じたり、とにかくじっとして居られない様だった。
「んんっ……ふぅー…っ……むっ……」
ギシッと縄が軋み、サキがもがき始めた、しかしさっきまでと比べると動きが小さい、縄抜けする為というよりも、少しでも気を紛らわせる為にもがいている感じだった。
「ん……やっ……んんっ……」
ギチッ……ギチィ……
「ン……んん!……」
しかし、縄抜けしようと上半身に力を込めると下半身の力が抜けてしまい、快楽が襲ってくる様で、なかなか縄抜けに集中できず、結局悶えるしかない様だった。
「んっ…………ぅっ……」
「ぁっ……あっ…………ん!……」
しかし、悶え続けてはいるものの流石に弱の振動では絶頂しない様で、縛られた身体を捩らせながら、何とか刺激をやり過ごせているようだ。
勝負開始から、すでに5分が経とうとしている、そろそろ次の反応を見せてもらおう。
「そろそろローターの振動上げるよ、今のサキに耐えられるかな」
「んっ……や……やめ……」
サキが最後の言葉を言い切る前に、私はローターの強さを中に変更した。
「んっ?!……」
一段と激しく腰が跳ねた、それだけにとどまらずビクッ…ビクッ…っとサキの身体は鋭い反応を繰り返す
「んんっ………ぁっ…ダメッ……」
ギチッ……
何とか耐えようと身体に力が入り、縄が軋む
「うっ……っ……んっんん……」
サキは必死に足を擦り合わせ、懸命に刺激に耐えているが、その様子はどう見ても決壊寸前だ。
「ん゙っ……っ……」
「んんっ…………はぁ…はぁ…………」
正直、心底気持ちいいと思っているはずだ、もう勝負なんて投げ出して、絶頂したって良いのではないかと思えるが、それでも我慢し続けているのは、普段はリードされている私に弄ばれている悔しさからなのか、彼女は身体を駆け抜ける強烈な快楽に懸命に抗い続けていた。
いつまでも眺めていたい光景ではあるが、そろそろ、約束の10分が経つ、何でも言うことを聞くと言ってしまった手前、サキには申し訳ないが、この勝負は勝たせてもらおう。
私はローターの強さを最大にした
「ぁっ!……ん……ん゙ん゙っ………あぁっ…」
サキは最後の我慢だと、ぎゅっと目を閉じるが、ものの数秒で一際大きく身体が反応し始めた。
「んっ……ぁっ…………ん!……」
サキはもうダメだと言わんばかりにベッドに倒れ込んだ、抑止力を失った秘部が無意識にカクカクと腰を動かしている。
「はぁ…はぁ……はぁ……」
ようやく痙攣が治りサキは口を開いた
「解いて……」
………………………………………………………………
「まさかユリにこんなに虐められるとは思わなかったよ」
「ごめん、つい」
「…………次も縄、持ってくるから」
「……うん」
新しい刺激を受け、私達の営みは変わっていきそうだ。