[支援者限定]鳳翔とおいしいスイカ
🕑 Added 2021-08-09 06:56:00 +0000 UTC
遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。7月分支援者限定小説です。
以下本文です。
演習も哨戒当番もなく居酒屋も定休日。今は何もない平和はお昼時。
お洗濯も終わって何もすることがなく、窓際で日向ぼっこ。
そんな時、ドアが開いて同室の龍ちゃんがお盆をもって入ってきました。
「あら、龍ちゃん」
「たっだいまぁ~! お、鳳翔さんおったんや。ちょうどよかった!」
そういって、お皿の上に乗っていたものを私に見せてくれました。
そこにあったのは大きなスイカ。表面は水分をたっぷり含んでいるのがうかがえるようにみずみずしく明かりの反射光で輝いており、色もまっかっかで外見だけでもとてもおいしそうでした。
「ほいほい。間宮さんが町で買ったらしくて。今年は豊作で、かなり安くなっとったらしいんよ」
「まあ! うれしいですね。お礼言っておかないと…」
机の上にお盆を乗せた龍ちゃんが私の横に座ります。
「まあまあ。お礼は後にして、今はスイカ食べようや。空気と触れておいしくないなったら困るしな!」
「ふふ。そうですね… では早速…」
切り分けたスイカの1切れを手に取り、口もとに持っていく。
しゃく… しゃく、しゃり…
うん、水分をたっぷり含んでいて、とってもおいしい。
「んっ。はむっ…」
朝からあんまりお水をとってしまったせいで喉を通る水分を体が喜んでいるのか、はしたなくもう1口とついついがっついてしまいました。
「あはは、鳳翔さん、すっごい食べっぷりやな」
「!!!」
龍ちゃんに指摘されて、ついつい顔が赤くなっちゃいます。
「まあまあ、いっぱいあるから二人で食べようや!」
そうして2人で計、半玉近いスイカをぺろりと平らげてしまいました。
おやつの後におなかがいっぱいで、なんだか眠くなってしまったからベッドで横になってうとうとしていました。
そんな時、1回大きな身震い。おなかのあたりもかなり張りつめている感じがします。
「ん、お手洗いに…」
スイカを食べすぎたのか、用を足したくなってしまいました。
もぞもぞと布団をめくり2段ベッドの下段から顔を出しても、目を開けたのにまだ世界は真っ暗。
「え?! うそ、そんなに寝てた?!」
驚いて時計を見ると時計の針はどちらもてっぺんを過ぎており、消灯時刻を過ぎています。
「うそ、どうしよう…」
恥ずかしながら実は私は、夜はとても苦手。怖い話なんかは聞いた日には、いくら暑くてもお布団は頭までかぶるしお手洗いには龍ちゃんに一緒についてきてもらわないといけません。
昨日見た映画はSF映画だったのですが、途中に出てきた壁が迫ってくるカラクリが怖くて、寝ているときに壁が迫ってきたらどうしようって考えが頭から抜けなかったせいであまり寝ることができませんでした。
龍ちゃんがいないとお手洗いには行けない。
でももう膀胱はパンパンで、今にも漏れてしまいそうです。
「龍ちゃん? りゅう… え?」
龍ちゃんが寝ているはずのベッド。しかしそこにはだれもいません。
「嘘… いない…」
顔から少しさあっと血の気が引きました。こんな夜の道を私1人で通らないといけない。そう思うと足がすくんでしまいました。しかしお手洗いに行きたい気持ちはそれを待ってはくれません。
くるるる…
「んっ…」
それどころか、大きい方まで催してしまいます。
実はここ2、3日はお通じがなく、便秘に困っていたところでこの仕打ち。ついつい泣きそうになってしまいます。
でもこんなところで折れては艦娘の名折れ。龍ちゃんもきっとお手洗いに行っているだけでしょうから、2往復させるのは忍びないですが帰ってくるのを少し待って、ついてきてもらいましょう…
何分待っても龍ちゃんは帰ってきません。その間にもお手洗いに行きたいという欲望は増すばかりで、もうじっと待ってはいられませんでした。
「あん… くっ… ふうっ…」
腰をくねくねさせ足をしきりにクロスし、必死にお手洗いに行きたいという本能を抑え込みます。
しかしもうお尻からは少しずつぷすぷすとガスが漏れ出て、固いうんちがちょっと顔を出しては引っ込んでを繰り返しています。前もふんどしを少し濡らしているのが肌越しにわかりました。
「もう、もうむりぃ…」
限界はすぐ近くまで迫ってきていました。もう怖いのをがまんしてでも今すぐおトイレに行かないと漏れてしまいそうで、前と後ろを抑えながらよたよたとドアの方へと歩き、ドアノブに手をかけました。
しかし―――
固い手ごたえ。鍵は内側からしかかけられない筈なのに、ノブが回りません。
「え?! うそ! どうして!!」
当然パニックになります。
大慌てで力任せにドアを押したり引いたりしますが、手ごたえは―――
カチッ
一瞬ドアを開けるのとは違う手ごたえがしたとおもったら、ノブが少し手前に引っ張られました。
ここでとあるものを思い出します。昨日みた映画。たしかこのあとは…
ゴゴゴゴと両側の壁が大きく震えながら動きはじめ、部屋が狭くなり始めます。
「え?! なんで!」
私もうパニックでした。必死にドアを開こうとしますが、手ごたえはない。
もうトイレに行きたかった事なで忘れてしまって、お股からあったかいものが足元へと伝ってくるのもお尻からはむりゅむりゅと溜まっていたものが漏れ出てずっしり重くなり、前も後ろも垂れ流しになっているのも忘れて必死に部屋から出ようと抗いました。
しかし壁の動きは止まらず、とうとう息もできないほどに押しつぶされ、体がと揺れぐわんぐわんと揺れる感覚が―――
「きい… 鳳翔さ――― しとる! さん!」
「ハッ!」
そこで目を覚ましました。
「ゆ… ゆめ?」
時間は夕暮れ、今まで見ていたものは、どうやらお昼寝で見た夢でした。
「ゆ、ゆめだった…」
「ゆめ… ゆめで うぅううぅ…」
龍ちゃんの体に顔をうずめました。 ついつい安心して、涙がこぼれます。
「あーあー、怖い夢でも見たんか… まあ、一緒にご飯前にお風呂入ってさっぱりしよか。そんな服じゃ気色悪いやろ」
「え?」
龍ちゃんの言葉にハッとして、そこでとあることに気づきました。
「お股が あたたか… っ!!!」
夢の中での出来事は1つを除いて夢の出来事でした。そう。1つを除いて。
なんと寝ている間におもらしをしてしまっていました。
それも、おねしょだけじゃなくおねぐそまで。
「え、あ。ああっ あぁああぁ~~~っ!!!」
顔がみるみる赤くなり、それと同時に部屋に充満するにおいにも気づき始めました。
おしっこのアンモニア臭に加えて、うんちの発酵したにおいが部屋の中に漂っています。
「いや、あの。 ご、ごめんなさっ! っ~~~!」
わなわなと震え思わず顔を手で覆い、そのまま固まってしまいました。
「まあまあ、いつもの事やしお互い様よ。落ち込まんでええって。さ、トイレ行こうか」
「うぅ… ごめんなさい…っ」
実は私の粗相は今回が初めてではありません。何度かお腹がゆるくなったり我慢できなくなったりで、片付けを一緒に手伝ってもらうことがありました。
お手洗いまで連れて行ってもらい袴を脱がせてもらったら、私のふんどしは前はまっ黄色に変わり、後ろは数日分の便秘うんちでずっしりと垂れ下がっておりました。幸いにもうんちははみ出てはいなかったみたいですが、その分ふんどしの中にたっぷり出してしまっておりました。
「いやあ、今回はいつにもましてたっぷり出したなぁ…」
「その、数日出ていなかったので…」
そう言いながらどっしりと垂れ下がったふんどしを外してもらい、中身がお手洗いにどぽんっと落ちました。暗めのこげ茶色で、お尻の方に変形した握りこぶし3つ分はありそうなそれを眺めながら、龍ちゃんがにかっと笑います。
「鳳翔さんがベンピとは珍しいなぁ。おねしょやピーピーの時は何度もあったけど、ここまでいっぱいやってしまって… これは記録更新やな!」
「もう! からかわないでください!」
龍ちゃんの軽口に少しむくれてしまいましたが、それでもやさしく片付けしてくれた龍ちゃんに感謝しつつそのままお風呂に行き、体をきれいにしました。
その日は心細くなって、龍ちゃんと一緒のベッドで寝ました。
翌日。
「いやぁ、これは…」
「やっちゃいましたね…」
そこには2人分のおおきな水たまり。どうやら2人仲良くおねしょをしておりました。
その日はいつもよりおねしょをしてしまった子が多く、後日話を聞くとスイカには利尿作用があることをそこで初めて知りました。
スイカの食べ過ぎには注意したいですね…